金属用焼付塗料といえば、まずメラミン樹脂焼付塗料です。別名、アミノアルキド樹脂塗料とも呼ばれています。多くの金属部品に使用されています。さらにより高い塗膜物性を要求される場合は、アクリル樹脂系焼付塗料やポリエステル樹脂系焼付塗料をおすすめします。要求性能により各種塗料が選択されます。Updated:2024/4/23
2019年1月末日にて、チヨダミン#3000有鉛黄および有鉛バーミリオン顔料を使用した製品の製造中止に伴い、その後の無鉛化に伴い色彩確認が必要です。以下は、有鉛顔料と無鉛顔料の色彩比較です。これは、あくまでもCGイメージです。無鉛黄色は、少し赤味になり透けやすい傾向にあります。
有鉛黄色の代替品として無鉛黄色を利用した調色品を活用する案もあります。そこで調色品として「チヨダミン3000 E463 K22-80X黄 近似」をおすすめします。
無鉛顔料を使用した調色品は、白く濁りレモンエロー原色のような鮮やかさが再現できないことが難点です。左側が、調色品「チヨダミン3000 K27-85V黄近似」、右側が、日塗工K25-85VとK27-85Vの色見本です。
右側の無鉛バーミリオンは、左側の有鉛バーミリオンに比べ色が少しくすみ、透けやすい傾向にあります。
通称、エポメラと呼ばれるこの塗料は、メラミン樹脂焼付塗料をエポキシ樹脂で変性し、より耐食性、耐薬品性を向上させた製品です。さらに高い性能を要求される場合は、1液型エポキシ樹脂系焼付塗料をおすすめいたします。Updated:2024/4/11
一口に焼付型アクリル樹脂塗料といっても方向性がいろいろあります。すなわち屋外向けの耐候性を重視した製品や屋内用の高硬度、耐摩耗性を重視した製品です。用途によりお選びください。
このタイプは、製品の種類としては、あまり多くありませんが、特にステンレス材や軽金属に対する付着性が抜群です。
この品種の特長は、付着性と耐薬品性です。用途に応じてご検討ください。
〒130-0002
東京都墨田区業平2-2-2
TEL 03-3625-2510
FAX 03-6368-6177